広島放浪記 (part3)



 グリーンムーバーに乗って、無事、JR広島駅へ到着しました。
ここから、青春18切符を使って、JR線の放浪を開始します。
 ホームへ入ると、まずは、115系の車内がリニューアルされた車両がいました。
 車内は、転換クロスシートに改造された列車です。
 わたくしは、まだ未乗である、芸備線に乗ることにします。

トップは9時15分発の三次行きの普通です。 なんとキハ40系1両という哀れな編成できました。
 ほぼ定員がいっぱいになって、定刻どおり発車しました。
 途中の駅では、保線の車両が待避しており、保線員が休憩しておりました。
 しばらく走行すると、市街地を離れ、ローカル色が濃くなり始め、山がたんだんと近づいてくる景色になりました。
 10時22分、志和口(しわぐち)駅に到着しました。

 山間の有人駅です。 駅名を見ると、なんと広島市安芸北区・・・ 
広島市の市域の大きさにすごく驚きました。
 10時50分、甲立(こうたち)駅に到着しました。

ここで、広島行きの急行「みよし3号」と行き違いました。
 甲立駅を過ぎると、江の川が寄り添い始めてきました。
 西三次駅を過ぎ、三江線の線路が近づいてきました。
もうすぐ終点です。
 11時11分、終点の三次(みよし)駅に到着しました。
乗っていた乗客はたったの数人でした。
 ここからは、福塩線に乗り換えるため、こちらの11時28分発、府中行きのワンマンカーに乗り込むことにします。

車両は、キハ120系・・・ 窓が開かない、トイレが無い、座席はロングシートばかり・・・といいことが全く無い車両です。
 そして、こちらの車両は、三江線ホームのキハ120系です。
 あちらの車両は、なんとトイレが設置されておりました。 

改造によって、トイレが生まれたようです。 さすがに長時間運用でトイレ無し・・・というのがブーイングだったのでしょう。
 十数人を乗せた、府中行きの普通は、定刻どおり発車しました。

わたくしは、ボックスシートに座れず、ロングシートの一番後ろの部分に座り、後方展望を望みました。
 塩町(しおまち)駅を出ると、芸備線と離れていきます。
 福塩線も山奥を走る区間が多いため、徐行区間がかなり多かったです。
 12時30分頃、備後矢野(びんごやの)駅に到着しました。
ここで、反対列車行き違いのため、5分ほど停車しました。
 5分停車時間があれば、トイレや喫煙タイムになるのですが、ホームに出てウロウロしていたのは、わたくしだけでした。
 13時13分、終点の府中(ふちゅう)駅に到着しました。

ローカルな景色から一気に都会の景色へ・・・と言う感じでした。
 今までの山岳路線が嘘のよう・・・と言った方がいいかもしれないです。
 府中から先は、電車区間です。

乗車したのは、13時19分発、福山行きの普通で105系の2両編成。 しかも始発駅なのに、かなり混雑しておりました。




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